こんばんは、看護師の上野です。
題名だけ聞くと映画のお話かと思いますが、今日のお話は傷ついた猫を助けたらその猫に人生を救われた
というリアル猫の恩返しです。
10年前の春、ロンドンで路上のギター演奏を終えアパートに帰ると、足を怪我した猫がうずくまっていました。
放っておけずに動物病院に連れていき、1日分の薬を買いました。
その事がきっかけで猫は離れられない存在になり、その猫をボブと名付けました。
今までは薬物依存など、ある日出かけようとするとボブがついて来ました。
追い返そうとしてもぴったり寄り添い、ついには肩に乗ってきました。
仕方なくそのまま路上で演奏していると、人だかりができました。
英国王立動物虐待防止協会に通報されたこともありましたが、
「ボブは自分の意思でついてきている」と言うと、協会も認めてくれました。
1人と1匹はSNSでも話題となり、出版社から執筆の依頼も来ました。
ボブとの関係をつづった本は続編も含めて1千万分も売れました。
さらに、「ボブという名の猫」という題名で映画化もされ、その映画は現在日本でも上映中です。
印税のほとんどを飼い主のいない犬猫保護の募金や、薬物依存症関係の団体に寄付し、
今は動物愛護団体で働き、ホームレスの就労支援の活動に関わっているそうです。
「ボブが僕を家族に選んでくれなかったら、こんな人生はなかった。ボブが僕を助けてくれたように
今度は僕が誰かの役に立ちたい。」
と言っているそうです。
良いことをすると、ちゃんと自分に返ってくるんですね。
動物は人のことをよく見てくれていますね。
もし良かったら、皆さんも本と映画見てみて下さい。
上野